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メドック 格付けシャトー シャトーパルメ

ボルドーから車で30分程行けば、ワインの格付けで有名なメドック地方が広がります。

1855年に決められた格付けシャトーには赤ワインのみで61ものシャトーが登録されています。

ここを見学したい!!という時の参考にして頂ければということで少しずつメドックの各格付けシャトーを写真にてご案内していきます。

※実際見学される際の楽しみがなくなってしますので醸造工程等は軽い流れだけ記載しています。

さてさて、第一弾目はアペレラシオン(産地)マルゴーにあるシャトーパルメをご案内します。

カントナック村からマルゴー村に行くカーブを過ぎると目を釘付けにさせられるような大きなお城がでてきます。それがシャトーパルメ。

最初にシャトーの歴史を簡単に説明します。

シャトーパルメがうまれたのは1814年。イギリス人のパルメ将軍が当時シャトー・ド・ガスクという名だったシャトーを購入し、自分の名前に変更したのが今のシャトーパルメの起源。

このパルメ将軍はブドウ畑を買い足し、ワインの品質向上に力を尽くします。

パルメ将軍はさぞかし裕福だったんだろうと思われがちですが実際は個人破産してしまい、寂しい最期を迎えてしまったみたいです。

その後、しばらくは銀行に管理されました。

シャトーパルメに再度、光が見えるのは1853年ぺレール兄弟がこのシャトーを購入してからでした。

※ぺレール兄弟はリゾートビーチで有名なアルカッションを栄えさせ、ボルドーからアルカッションまで電車の線路をひいた兄弟です。

ぺレール兄弟はブドウ畑の立て直しに力を入れますが、購入してからの時期が短く1855年の格付けでは3級にとどまってしまいます。

※現在では1級に劣らない程のワインとなってます。

1900年代に入るとフェルキセラ、第二次世界大戦、世界大恐怖等の不運が重なり、ぺレール兄弟はシャトーを手放します。

1938年ワイン商業を行っている4人により共同購入されます。現在ではそのうちの2家族イギリス人のシシェル氏とオランダ人のマラーベッセ氏の共同経営となります。元々ワイン商業を行っている2家族の共同経営にシャトーパルメは更なる進化を続けています。

シャトーパルメのブドウ畑は66ヘクターあり、栽培品種は47%メルロ、47%カベルネソーヴィニヨン、6%プチベルドになります。

2008年より栽培方法をビオに変え、2014年にはビオの認定、更に2017年にはバイオディナミーの認定を受けています。

選果には人による選果➡除梗➡レーザー機での選果を行い、発酵はステンレスタンクで行います。

攪拌作業としてルモンタージュ(ポンピングオーバー)を行い、その後しばらく醸しを行います。

熟成には7木樽会社(フランス製オーク材)から取り寄せた木樽を使用すると同時に少量ですがオーストリア産の木樽を使用しています。

オーストリア産を使用することにより、ワインに厚みとまろやかさを出すことができるということでした。

見学後は、試飲!

試飲は基本的にシャトーパルメとセカンドワインのalter ego の2種類の試飲となります。

ワインは、いうまでもなく非常に深みがあり美味しい!!

セカンドのアルテルエゴも十分美味しいのですが、その後にシャトーパルメを飲んでしまうと・・・・贅沢すぎる試飲でした!

ところで、実はこのシャトー白ワインも生産してるってご存知ですか?

2007年より生産を開始したのですが、AOCではなくVDPのヴァン・ド・ペイとなります。

なぜかというと、この白ワインに使用してるぶどうの種類が原因。

ブドウの種類は、ミュスカデ、ソーヴィニヨン・グリ、ロゼ(LAUZET)となりますが、このロゼがボルドーのAOCでは許可されていないのです。

それでも、パルメではロゼが欠かせないということで使用しています。

生産量は非常に少なく、主要流通先はレストランとか。んーーー気になる!!ここまでこだわって作られたワインぜひ飲んでみたいですね。

メドック格付けシャトーを個人チャーターツアーで周りたいかたはぜひ、ご連絡ください。

運転&通訳にて旅行をサポートします。

※人気シャトーは早めの予約が必要ですのでお気を付けください。


シャトーパルメ

https://www.chateau-palmer.com/

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