top of page

今年の夏

フランスの今年の夏は晴天続きです。6月から雨が降ったのは1週間程度しかありません。

気温は冷夏が続いていたのですが、ここ最近は猛暑日が続いています。

ボルドーの猛暑というと36度前後。ほぼ、日本と同じですが、こちらは、日本のようなじめじめ感はありません。ですので、日中日向に出るとじりじりと焼けるような暑さを感じます。

逆に日陰に入ると涼しさを感じるくらいです。

また、朝晩の気温も大きく変わります。 日中30度位まであがっても、朝晩は15度前後まで下がるので、羽織物がかかせません。

さて、こう晴天が続くと心配されるのが火事。土地が乾きすぎているので少しの火でも大事になりかねません。

先日、仕事終わりに家に帰ると、家の前の道に消防車だらけ・・・。

どうやら、近所でバーベキューか何かの火が横に広がり、一瞬煙があがったとか。

消火活動のために集まったのはなんと・・・15台もの消防車でした。

幸いにも火はすぐに消され大事ではなかったのですが、さすがに消防士の方々は半分あきれ顔でした。

最近では、リボーヌ周辺一帯バーべキューが禁止されてるみたいです。

さてさて、ワインの街ボルドーでは、この時期特に気になるのは、天候によるぶどうの出来です。

今年2016年に入ってから6月くらいまでは、現在と真反対の雨続きでした。6か月通して晴れた日が1か月あるかないかというくらいの天候で、ぶどう畑も多くが冠水していました。

しかし、6月以降のこの天気で、今では逆にぶどうに水が不足してるということです。

ということで、今年の収穫は水分量をできるだけ増やすため、例年よりも遅い収穫になる見通しです。(10月上旬から中旬の予定)

ぶどう自体の出来は、総合的には結構期待できるヴィンテージになりそうとのことです。

ただ、こればっかりは、最後まで分からないので、シャトー関係者はただただ祈る毎日です。

bottom of page